2008年4月7日(月)「しんぶん赤旗」

横須賀・署名訴え最終日

原子力空母是非を問う 住民投票条例めざす


 神奈川県横須賀市での一カ月間にわたる原子力空母配備の是非と安全性を問う住民投票条例制定を直接請求する署名運動の最終日の六日、住民投票の実現を目指す市民、各団体は最後の力を振り絞って市内各地で署名を呼びかけました。いたるところで二百、三百人と上乗せしました。署名は十一日までに集計し、市選挙管理委員会に提出します。

 青年たちは三月三十一日から毎夜「お帰りなさい宣伝」に取り組みました。最終日は午前十時から午後五時まで横須賀中央駅前で宣伝し、シール投票や着ぐるみでアピール。「住民投票条例をつくりたい! 私たちの街のことは私たちで決められる街にしましょう」と呼びかけました。

 美容院のビラを配っていた女性(20)は「よくわからないけど、市民でどうするか決めることはよいことだと思います」と署名しました。シール投票の呼びかけに足を止めて署名した女性(21)は「米兵犯罪は許せない。日本人を何だと思っているのでしょうか。悔しいです」と怒りをあらわにしました。

 横須賀生まれの男性(60)は「原子力空母は不安だし来てほしくない。ずっと基地の街だからあきらめている人も多いと思うけど、住民投票の運動をきっかけに、市民全体が考えるときだと思います」と語り、署名しました。



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