2008年4月7日(月)「しんぶん赤旗」
生保不正支給究明を
住民監査実施にむけ集会
北海道滝川
北海道滝川市が巨額の生活保護費を不正に支給していた問題で六日、市民らが「生活保護不正問題の『住民監査請求』をすすめる学習・市民集会」を開きました。
会場の滝川市総合福祉センターには、社会保障制度が次々と改悪される一方で、ずさんな生活保護行政が行われていたことに怒る市民約百五十人がつめかけました。
同市は暴力団員の夫婦に、通院移送費などの名目で二億六千万円もの生活保護費を不正に支給。夫婦らは逮捕・起訴され、市長が減給処分になっています。
市民らは三月下旬に、真相解明や公正な生活保護行政を求め住民監査請求運動を開始。集会では六百十二人が請求人になったと報告されました。
日本共産党滝川市議団の清水雅人団長が、議会で解明した事件の内容を報告し、名寄市立大学教授の高田哲さんが「権利としての生活保護法と『不正受給』」と題して講演しました。
高田さんは「行政の基本が守られていれば防げた事件であり、これを理由にした生活保護の切り捨ては許されない。事件を契機に、滝川市から生活保護を守り住民自治を守るノロシをあげてほしい」と呼びかけました。母子会の仲間と参加した女性(76)は、「この問題がきっかけで市議会を傍聴するようになりました。市民はみんな怒っています。ぜひ真相解明を進めてほしい」と話しました。

