2008年4月2日(水)「しんぶん赤旗」

諫早干拓はムダ事業

東京・有楽町 大漁旗掲げ宣伝


 「農水省の長崎県諫早湾干拓事業で、有明海漁業は壊滅状態になっている」―。福岡、長崎、佐賀、熊本各県の漁民ら約五十人が一日、東京・有楽町駅前で「よみがえれ 有明海!」とかかれた横断幕や大漁旗をかかげて諫早湾の潮受け堤防の水門開放を訴え、道行く人たちにアピールしました。

 諫早湾干拓事業は今月一日から営農がスタートしましたが、潮受け堤防の水門が閉じられた調整池の水質悪化により、有明海や漁業に深刻な環境影響を与えています。

 潮受け堤防に近い長崎県諫早市小長井漁協理事の松永秀則さん(54)は「漁業ができなくて困っている。どうして生活していけばいいかわからない。調整池の中はアオコだらけで、漁場にもアオコで汚れた水を垂れ流している」と訴えます。

 漁民らは宣伝行動のあと、国会前の座り込み行動で水門開放などを求めました。激励にかけつけた日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は「みなさんといっしょに力を合わせてがんばりたい」とあいさつしました。


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