2008年3月31日(月)「しんぶん赤旗」

インド共産党(マルクス主義)

第19回大会始まる


 【コインバトール=伊藤寿庸】インド共産党(マルクス主義)=CPIM=第十九回大会が二十九日、南部タミルナド州のコインバトールで開幕しました。CPIMは左翼戦線の中核として少数与党の政府に対し閣外から支持を与え、政府に国民要求の実現を迫り、反国民的な政策には国会内外でたたかいを進めてきました。

 大会は、この三年間の複雑な情勢のもとでの実践を総括し、新たな方針を討議します。

 プラカーシュ・カラート書記長は、開会演説や大会への政治決議案の提案のなかで、「イラク戦争の破壊と殺りくのため、米国がベトナム戦争以来の孤立に陥り、憎悪の対象となっている」と指摘。ラテンアメリカをはじめとして「帝国主義的グローバル化と帝国主義の侵略に反対する勢力が強まっている」と指摘しました。

 また国内政治では、ヒンズー至上主義勢力・インド人民党の政権復帰を防ぐために、国民会議派主導の「統一進歩連合」政府に閣外協力するなかで、国民生活に役立ついくつかの法律の制定などの成果も挙げたと指摘。しかし政府は、経済主権と国民生活を脅かす経済政策を推進し、農業危機と物価高騰という二大課題で失政を続けていると批判しました。

 そして当面する政治革新のために、国民会議派とインド人民党の双方に反対する諸政党を、共通する要求に基づいてできるだけ幅広く第三勢力として結集し、来る総選挙に備えることがますます重要となっていると力説しました。

 同党の党勢は、前回大会以来の三年間で約13%増の九十八万二千人に到達。同党と関係の深い大衆組織でも、全インド農民組合の二千百三十七万人(24・4%増)など大きく組織を拡大しています。同時に、北部のヒンディーベルト地帯での党勢が引き続き遅れた水準にあり、今後力を入れる党建設上の課題となっています。

 この大会には、日本共産党から緒方靖夫幹部会副委員長・国際局長と伊藤寿庸国際局員が参加しています。


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