2008年3月31日(月)「しんぶん赤旗」
レバノン干渉をシリア否定
アラブ連盟首脳会議 11カ国が欠席
【カイロ=松本眞志】第二十回アラブ連盟首脳会議が二十九日、二日間の日程でシリアの首都ダマスカスで開催されました。
会議では、シリアのレバノンへの干渉を理由にサウジアラビア、エジプト、ヨルダンなど主要国を含む十一カ国の首脳が欠席。大統領職の空白が続くレバノンのシニオラ首相、紛争が拡大しているイラクのマリキ首相も会議への参加を見合わせました。
ロイター通信によると、シリアのアサド大統領は冒頭、対レバノン干渉問題での非難に対し、「事実と違う」と否定。「レバノン国民の合意を基にして努力する各国と共同する用意がある」と発言しました。
カタール衛星テレビ・アルジャジーラは、焦点となったイスラエル・パレスチナ問題で、アラブ連盟のムーサ事務局長が「昨年十二月に再開された和平交渉で進展がない場合、イスラエルへの対応を再検討するべきだ」と主張したと報じました。
パレスチナ自治政府のアッバス議長も、イスラエルによるユダヤ人入植地拡大とガザ地区封鎖を批判。「今年末までの和平成立がなければ、域内に新たな緊張と信頼喪失の時代が訪れる」と懸念を表明し、参加各国に中東和平構想の再確認を求めてイスラエルに対する圧力とガザ地区への軍隊派遣を要請しました。

