2008年3月31日(月)「しんぶん赤旗」

英国防相

武装勢力と対話必要

対象にタリバン・ヒズボラ


 【ロンドン=岡崎衆史】デズ・ブラウン英国防相は、英紙デーリー・テレグラフ二十九日付のインタビューで、紛争解決のために、アフガニスタンの旧政権勢力タリバンやレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラを含む武装組織との対話が必要だとの考えを示しました。

 同国防相は「紛争解決で必要なのは、政治的目標を暴力を通じて達成するのが答えだと考えている人々を、政治目標は政治によって実現できるとの考えの枠組みに導くことだ」と発言。対話の対象には、タリバンやヒズボラの構成員が含まれるとの認識を示しました。

 国際テロ組織アルカイダについては、「彼らの要求は私たちの生き方を壊滅させることだ」とし、対話相手から排除するとしました。

 また、ブレア前政権時代に北アイルランド省の政務次官を務めていた経験から、和平が実現した北アイルランド問題に言及。「北アイルランドでは“過去のある”人々と話をした。こうした組織はさまざまある。成功すれば、これらのいくつかは政治的な枠組みに入ることになる」と述べました。

 国防相はアフガン情勢一般について、「いまだに極めて危険な場所だ」と指摘しました。駐留英軍の役割については、アフガン治安部隊に前線をまかせ、後方からの監視任務への移行を目指す考えを表明。「今年、アフガンの一部はアフガン人自身の支配下に入ることになる」と述べました。

 イラク情勢にも触れ、英軍の撤退とイラク治安部隊への権限移譲が「思ったよりも早く進んでいる」とし、春までに約四千百人いる駐留英軍(三月初め時点)を二千五百人に削減できると予測しました。


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