2008年3月27日(木)「しんぶん赤旗」

審議入り ただちに

井上参院国対委員長が会見


 日本共産党の井上哲士参院国対委員長は二十六日、国会内で記者会見し、歳入・税制関連法案の審議をめぐる与野党の議論が平行線をたどるなか、「国民の負託に応え、ただちに審議に入ることが重要だ」と述べました。

 会見は、同日、相次ぎ行われた江田五月参院議長と日本共産党・民主党・社民党の野党三党の参院国対委員長会談、自民・公明の与党と日本共産党の参院国対委員長会談を受けたもの。

 井上氏は、江田議長から「自公国対委員長から両院議長あっせんにもとづき努力してほしいとの申し入れもあり、野党三党の意見を聞きたい。与野党間で話し合ってほしい」と要請があったことを紹介しました。

 その上で井上氏は、江田議長に対し「衆参両院議長あっせんに反して、衆院で強行採決が行われ、参院予算委が空転し、衆院を通過した歳入法案が一カ月近くも議論されていないことは重大だ」とのべ、「国民の目線で事態を打開するため、全会派が議論する場が必要だ」と主張したことを明らかにしました。

 また、与党国対委員長との会談について、「『みなし否決』をちらつかせるなど、与党に重大な問題があるが、ただちに審議に入る点で意見交換は可能」と会談に応じた経緯を説明。「与党から、参院で与野党国対委員長会談を呼びかけたいと提案があった。賛同する」と語りました。


もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp