2008年3月24日(月)「しんぶん赤旗」

“なくせ貧困・格差”

福岡県民集会に5千人


 「なくせ貧困・格差。ストップ憲法改悪・消費税大増税」をかかげた福岡県民大集会が二十三日、福岡市博多区の冷泉公園で開かれました。雨の中、県内各地の労働組合や民主団体から五千人が集まりました。

 県民春闘共闘連絡会議の梅野肇議長は主催者あいさつで、「国民の要求・運動が政治を動かす情勢が生まれています。アメリカや財界いいなりの福田自公政権と対決し、国民の雇用、暮らし、命を守るために、国政と地方政治を変える決意を固め合いましょう」と話しました。

 薬害肝炎訴訟原告団代表の山口美智子さんは「薬事政策など国の誤りによって被害者になった三百五十万人のウイルス性肝炎患者全員が救済されるまでたたかいつづけます。私たちが最後の原告でありたい。いっしょにたたかってください」と話しました。

 参加団体からリレートークで決意表明が行われました。「障害者医療制度改悪に反対して県庁前で座り込みをした。医療は命をつなぐ欠かせないもの。命、生活、権利を守るためにたたかっていく」(障害者団体)。「餓死者を出した北九州市の生活保護行政を全国からの支援で改善させた。戦争、貧困と格差のない社会へともにがんばりましょう」(生存権裁判原告団)。

 日本共産党の仁比聡平参院議員と、しのだ清衆院比例候補が紹介され、仁比議員が「労働者派遣法の労働者保護法への抜本改正を今国会で必ず実現させましょう。私たちの声で政治を大きく変えましょう」とあいさつしました。



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