2008年3月21日(金)「しんぶん赤旗」

農業と食の安全考える

北海道旭川 共産党がつどい開催


 深刻な食と農の問題を農民と消費者の共同で打開していこうと、日本共産党旭川、上川の両地区委員会は二十日、北海道旭川市で農業と食の安全を考えるつどいを開き、会場いっぱいの百八十人がかけつけました。

 会場からの発言では、農民が置かれている深刻な実態が相次ぎました。

 東神楽町の男性が「米を十キロ三千円で売っている」というと、「安すぎる」と会場がざわめき、「おいしい米ができても農家は楽にならない。札束を張って出荷しているようなものだ」と訴えました。

 比布町から二十人の農民と参加した男性(81)は「心は十八歳だが、なかなか体は動かない」といい、後継者、担い手問題の深刻さを語りました。

 紙智子参院議員は、アメリカや財界いいなりの自民党農政を転換し食料自給率を向上させる日本共産党の農業再生プランを解説しました。

 村上良一拓殖大学北海道短大准教授(農業経済学)が講演し、「食料の輸入依存では地球環境にも悪く、自給率向上は食の安全にもつながります」と強調しました。

 おぎう和敏衆院比例予定候補(道6区重複)があいさつしました。


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