2008年3月14日(金)「しんぶん赤旗」

9条署名 住民過半数

土佐清水


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 高知県土佐清水市の「とさしみず九条の会」(弘田浩三筆頭代表)が進めてきた、憲法改悪に反対し九条を守り生かす署名の数が、十三日までに、人口の半数を超えました。

 同会の沖屋満事務局長(72)は「いつ何があっても、九条改悪ノーを突きつけることができるようこの署名をもとに、世論を広げていきたい」と、さらに意欲を見せています。

 この日までの署名数は八千九百三十五人分となり、同市の人口一万七千四百三十七人(一月三十一日現在)の半数を二百人余り上回りました。

 これまでに、中学生、高校生にも積極的に署名を訴えました。中学生が憲法前文を暗唱したという例や、積極的に署名に応じてくれたことが「九条の会」メンバーを勇気づけています。会員の一人、上杉利則さん(80)は「九条の会には年をとった人も多いので、次の時代に引き継ぐためにも、若い人への働きかけを大事にした」と話します。

 とさしみず九条の会が結成されたのは二〇〇五年三月二十一日。元市長や市連合婦人会長、区長ら九人が代表委員を務め、七十の集落に連絡員を置き、憲法改悪反対署名を集めました。〇六年三月に、全国のトップを切って有権者過半数を集めました。結成三周年までには人口過半数に達しようと取り組んできました。

 同会では「九条守れ」の大型看板を市内各所に設置。「署名と目に見える看板などで、市民に平和のアピールをしていきたい」と張り切っています。



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