2008年2月22日(金)「しんぶん赤旗」

労働者のたたかい、党の論戦が一歩動かした

キヤノンの直接雇用方針 志位委員長が会見


 日本共産党の志位和夫委員長は二十一日の記者会見で、キヤノンが二〇〇八年中に国内のグループ企業十九事業所の生産現場で働く派遣労働者や請負労働者の正社員化などを通じ、五千人の直接雇用に踏み切る方針を固めたと報じられていることについて、「労働者のたたかい、日本共産党の論戦がキヤノンを一歩動かしたものとして重要だと考えている」と強調しました。

 志位氏は、八日の衆院予算委員会で、正社員から派遣への置き換えを大規模にすすめるキヤノンの実態を追及したことをあげ、「(今回のキヤノンの方針は)五千人のうち正社員は千人、二千五百人は契約期間三年未満の期間社員だ。正社員は千人で少なく、不十分なものだが、キヤノンを追い詰めるなかでの前進の一歩といえると思う。今後、抜本的改善、労働者派遣法改正のために力を尽くしたい」と決意を語りました。



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