2008年2月21日(木)「しんぶん赤旗」

イージス艦衝突

一刻も早い救助と真相究明を

志位委員長が新勝浦市漁協を訪問


 日本共産党の志位和夫委員長は二十日、海上自衛隊イージス艦「あたご」に衝突された漁船「清徳丸」が所属する千葉県勝浦市の新勝浦市漁協川津支所を訪れ、お見舞いの言葉をのべるとともに、外記(げき)栄太郎組合長、衝突現場近くで操業していた「金平丸」の市原義次船長ら漁協幹部に詳しい状況を聞きました。


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(写真)市原・金平丸船長(右端)、外記組合長(その左)から、事故前後の状況を聞く(左へ)志位委員長ら=20日、千葉県勝浦市川津の新勝浦市漁協

 志位氏は、安否が分からない清徳丸乗組員の吉清治夫さん、哲大さんに対し「心からお見舞いを申し上げます。一刻も早い救助と、徹底した真相究明が必要です。そのために力を尽くしたい」とのべ、メモを取りながら事故の経過を聞き取りました。外記組合長は「国民の生命と財産を守らなくてはならない自衛隊のために、家族が奈落の底に落とされたのは非常に残念です」と話しました。

 志位氏は「今回の事故はイージス艦側に注意義務、回避義務の両方を怠った重大な責任がある」とのべ、大型船と漁船が接近した場合にどういう行動が取られる場合が多いか尋ねました。

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(写真)衝突された清徳丸の僚船・金平丸の前で、児安勝浦市議(右)から説明を受ける志位委員長=20日、千葉県勝浦市の川津漁港

 外記組合長は「大型船の方に回避義務がある場合でも、漁船長の判断で追突を避けるため小型船の方で回避することがある」と実情を説明しました。

 新勝浦市漁協との懇談には日本共産党の加藤英雄衆院南関東比例候補、小松実県議、児安利之勝浦市議、浅野史子党県イージス艦事故対策本部事務局長が同行しました。


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