2008年2月16日(土)「しんぶん赤旗」
大学で銃乱射 6人死亡
犯人は自殺 逃げまどう学生
米イリノイ州
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【ワシントン=西村央】CNNなど米メディアによると、米中西部イリノイ州デカルブのノーザン・イリノイ大学で十四日午後三時ごろ、銃撃事件があり、学生六人が死亡、犯人は自殺しました。この銃撃には多数の学生が巻き込まれており、十五人がけがをしました。
現場は六百席ある講義用のホールで、犯人は複数の銃を持ってこのホールに入り、学生たちに向かって発砲しました。犯人が持っていたのは散弾銃一丁と拳銃二丁とされています。
負傷者が搬入された病院関係者は「多くの犠牲者は頭を撃たれている」と伝えています。
現場近くで事件を目撃した男子学生は「三十発近くが発射された。最初は散弾銃を使い、それから拳銃を使っていた」「たちまち、逃げまどいながらの悲鳴や叫び声に包まれた」と話しています。
建物の外にいた女子学生は「多くの人の叫び声が聞こえ、外に飛び出してきた。大混乱。とても恐ろしかった」とその時の様子を語っています。
犯人がこの大学の学生かどうかや、銃撃の動機などはわかっていません。
同大学はシカゴの西約百キロの町にあり、学生数は二万五千人。創立から百十三年の歴史があります。


