2008年2月16日(土)「しんぶん赤旗」

沖縄で少女暴行に抗議

米軍は出ていけ


 「米兵の卑劣な暴行事件許すな」「基地を撤去し米軍犯罪を根絶せよ」―。沖縄県那覇市にある県庁周辺を一周しながら時々の沖縄県民の課題をアピールする、恒例の昼休みデモ(実行委員会主催)が十五日、千二百五十二回目のデモ行進をしました。この日で一九八四年二月から始めて以来二十五周年になり、平和・民主団体、労組員ら約百人が参加しました。

 二十五周年を記念して開始前集会を開き、主催する実行委員会を代表して副実行委員長の前田政明氏(党県議)が、昼デモが核トマホーク配備反対で始まり、核基地、米軍基地撤去を求めてきた歴史を説明。十日夜に起きた米兵暴行事件に触れ、「海兵隊の撤退と、米兵犯罪の温床になる新基地は絶対つくらせないと誓おう」と訴えました。「核も基地もない平和な沖縄を、日本を」などと元気に唱和しながら、デモに移りました。時々参加すると話す看護師の屋良節子さん(57)は、米兵暴行事件について、「もう夜は道を歩けないという気持ちですね。米軍基地があるかぎり繰り返される卑劣な犯罪。基地はなくしてほしい」と話していました。



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