2008年2月9日(土)「しんぶん赤旗」

おかしい 税の取り方 使い方

中小業者 経営は火の車

原油高騰・大増税 反撃へ決起集会


 原油・原材料高騰などによって苦境にたたされている中小業者千四百人余が八日、東京・千代田区の日比谷公会堂に全国から集い、「原油高騰のしわ寄せをするな。中小企業金融の拡充を。消費税の大増税反対」と訴えました。全国中小業者団体連絡会(全中連)が主催した決起大会。「消費税増税反対、住民税を元に戻し、社会保障の充実を求める」署名が持ち寄られ、二十八万人分を国会に提出しました。

 会場には「原油高騰被害救済」の鉢巻きが目立ち、「しばいたろか!大増税、改憲」「おかしいやん!税金の取り方、使い方」の横断幕を舞台に掲げて発言する参加者も。埼玉県本庄市から参加した女性(67)=建材業=は「じゃり運搬で、月二十八万円だったガソリン代が四十七万円にもなった。経営は火の車だ」と憤ります。

 壇上から、ねずみの耳をつけた姿で「わしらの生活は大ちゅう税(増税)、大企業にはいたれりつくせりの大減税」というと、参加者は「なんちゅうこっちゃ」と合いの手をいれました。

 集会では、国分稔全中連代表幹事(全商連会長)が主催者あいさつ。「消費税大増税を許すな。原油・原材料高騰被害の救済を。中小業者に仕事と資金をまわせ。平和と繁栄の土台、憲法を守れの運動をすすめよう」と呼びかけ大会決議を採択しました。日本共産党の吉井英勝衆院議員が国会情勢を報告しました。

 大会に先だち、省庁交渉、国会議員要請行動をおこない、日本共産党の佐々木憲昭、高橋千鶴子、吉井英勝各衆院議員、井上哲士参院議員が応対しました。大会後、デモ行進しました。


 全国中小業者団体連絡会 中小業者の生活向上、業者運動の促進を目的に一九七二年、二十八団体が集まり結成。全国商工団体連合会、全国保険医団体連合会、全国貸本組合連合会、三十一都道府県の地域連絡会が参加しています。



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