2008年1月26日(土)「しんぶん赤旗」

給油は米軍より家庭に

長崎・佐世保 補給艦派遣に抗議


 「補給艦『おうみ』はインド洋に行くな!」「アメリカの報復戦争支援反対!」。シュプレヒコールが響くなか、海上自衛隊の補給艦「おうみ」が二十五日午前、長崎県の佐世保港を出航しました。

 県内の原水協や平和委員会、民主団体など約四十人が佐世保市の干尽ふ頭から、「補給艦『おうみ』インド洋派遣反対」の横断幕を掲げ、出航する「おうみ」に抗議の声を上げました。

 佐世保原水協の山下千秋理事長は、「軍事一辺倒ではテロは解決しない。和平のプロセスによる解決が世界の流れ。日本はアメリカいいなりで孤立の道を深めている」と批判。佐世保が海外派兵の実行拠点の役割を押し付けられていると指摘し、「アフガンの人々の命を奪うことに手を貸すことは許されない。平和の声を広げたい」と決意を語りました。

 日本共産党長崎県委員会の山下満昭委員長は、「私たちの税金が艦船や油に使われ、かけがえのない命を奪っている。断じて許されない。間違った外交の方向を、自主独立と平和の方向に転換させるため力を尽くす」と述べました。

 「自衛隊のインド洋派遣には正義も道理もない」「佐世保でこそ憲法を守る運動を広げよう」「米軍より家庭に給油を」など各団体が怒りの声を次々と上げました。


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