2008年1月25日(金)「しんぶん赤旗」

非正規雇用労働者センター

全労連が発足発表


 全労連は二十四日、パートや派遣、外国人などあらゆる非正規労働者と連帯して雇用と権利を守る運動を発展させるため、「非正規雇用労働者センター」を発足させることを明らかにしました。都内で開いた評議員会で報告されました。

 全労連はパート・臨時労組連絡会、派遣請負連絡会、ヘルパーネット、外国人労働者連絡会をつくって偽装請負の告発と正社員化をはじめ運動を前進させてきました。

 センターについて小田川義和事務局長は、非正規労働者の要求実現と組織化を総合的にすすめる母体となるとともに、学者・研究者、弁護士などサポーターの協力も得て政策提言や労働相談、実態調査、情報発信など多様な活動を行いたいとのべました。「非正規労働者の労働条件の改善は、今春闘の待ったなしの課題だ。センター発足を力に大きく前進させよう」と呼びかけました。

 連合も昨年、「非正規労働センター」を発足させており、労働組合の全国組織がともに非正規労働者の問題に取り組むセンターを発足させたことで、労働者のたたかいの前進が注目されます。



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