2007年12月29日(土)「しんぶん赤旗」

ホームレス越冬支援

せこ元衆院議員が激励

農民連の野菜・米届ける

名古屋


 日本共産党の、せこゆき子元衆院議員(衆院東海比例候補)は二十八日、年末年始のホームレス支援活動を激励するために、名古屋駅前の西柳公園(名古屋市中村区)に設置された越冬会場を訪れました。

 年末年始はホームレス生活者にとって仕事がなく無収入になり、官庁も閉まるために、厳しい生活を強いられます。笹島日雇労働組合、笹島診療所、キリスト教関係者、ボランティア団体などによる第三十三回名古屋越冬実行委員会が二十八日から一月三日まで、炊き出し、野宿者訪問、健康状態や安否確認、生活健康相談などの支援活動に取り組んでいます。

 せこ氏は、愛知農民連から託された野菜と米を支援テントに運び込み、「体に気をつけてほしい。寒いですが、頑張ってください」と激励しました。

 活動の中心になっている男性は「ホームレスは自己責任ではない。リストラされて不安定な雇用に追いやられ、野宿生活に入っている。社会保障も貧弱だ。九州や東北出身の、派遣労働者だった人が多く、政治の対応の遅れが問題を大きくしている」と話しました。

 実行委員会は、愛知県や名古屋市とも交渉し、襲撃事件の防止、年末年始援護対策や無料宿泊所の拡充、公園からの追い出し中止などを求めています。



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