2007年12月26日(水)「しんぶん赤旗」

年金記録・薬害肝炎問題

国の責任 小池議員追及

TV出演


 日本共産党の小池晃政策委員長は、二十四日夜放送のテレビ朝日系番組「たけしのTVタックル聖夜の3時間ぶち抜きSP」に出演し、与野党議員と討論しました。

 年金記録問題をめぐる政府・与党の公約違反について、自民党の平沢勝栄衆院議員は「五千万件の照合は絶対にできるはずがない」などと発言。小池氏はすかさず自民党の参院選に向けたビラを取り出し、「ここには、“責任政党はできることしか言ってはならない。言ったことは必ず実行しなければならない”とある。いまの事態とまったく逆さまのことを選挙で言って、配っていた」と批判しました。

 薬害肝炎問題では「国の責任」が議論になりました。自民党の小坂憲次衆院議員は、「国の責任があるかないかではなく、どういう対策をこれから講じるかが政治の責任だ」などと発言。

 小池氏は、米国では一九七七年に薬害肝炎の原因となったフィブリノゲン製剤の製造承認が取り消されていたのに、日本ではその後も幅広く投与が認められていた事実を指摘。旧厚生省の薬務局長が製造販売元の旧ミドリ十字に天下りしていた問題なども示し明確に国に責任があることを明らかにしました。

 新テロ特措法案をめぐっては、「民生支援」を看板にアフガニスタン本土に自衛隊を派兵する民主党の“対案”が問題に。民主党側は、与党議員から「イラクで自衛隊がやった『復興支援』はだめで、アフガニスタンではいいのか」などと揶揄(やゆ)されました。

 小池氏は、「この問題になったら、急に与党が元気になってしまったではないか。なんで自民党が困っているときに浮き輪を投げるようなことをやるのか。ほんとうに情けない」と指摘しました。


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