2007年12月18日(火)「しんぶん赤旗」

小6まで医療費無料

長野・御代田町議会で可決

茂木町長の公約実現


 長野県御代田町議会の十二月定例会は十七日、子どもの医療費を二〇〇八年度から小学校卒業まで無料にする条例改正案を、全会一致で可決しました。条例改正は、日本共産党員の茂木祐司町長が二月の町長選で公約していました。

 改正条例は、就学前まで給付する県の乳幼児医療無料制度に上乗せするものです。新たな給付対象者は八百五十五人。乳幼児九百五十五人と合わせて全体では千八百十人となります。

 同時に、これまで乳幼児制度に対して町独自に設けていた所得制限は撤廃されました。小学生の保護者への所得制限は五百万円以上で、小学生の3%弱にあたります。

 町は、給付枠の拡大と所得制限の撤廃で、制度全体の予算を千八百八十六万円と見込んでいます。

 茂木町長は「子育て支援の充実の立場から対象年齢を広げました。県下市町村で最低だった子ども医療費無料化を引き上げることができました。同和事業の廃止で生まれた予算を町民のくらし応援にいかすため今回提案しました」と話しています。



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