2007年12月8日(土)「しんぶん赤旗」

劣化ウラン弾で初決議

国連総会 使用影響の報告書要請


 【ワシントン=山崎伸治】第六十二回国連総会は五日の本会議で劣化ウラン弾使用の影響に関する報告書の提出を国連事務総長に求める決議を初めて採択しました。

 総会は、軍縮、国際安全保障問題を扱う第一委員会関連の五十二件の決議を採択。劣化ウラン弾にかんする決議はその一つです。

 核兵器関連で採択されたのは、核保有国に廃絶の具体的な手だてを求めた非同盟諸国提出の決議、二〇〇〇年の核不拡散条約(NPT)再検討会議での核保有国による核兵器廃絶の「明確な約束」に言及した新アジェンダ連合が提案した決議です。

 日本政府が十四年連続で提案し、核保有国に正面から廃絶を求めない内容の決議も採択されています。


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