2007年11月26日(月)「しんぶん赤旗」

駆ける

衆院選 日本共産党比例予定候補


北海道(定数8)
宮内 聡(みやうち さとし)さん (44)=新

福祉充実の思い熱く

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(写真)原油高騰の影響をクリーニング業者から聞く宮内聡予定候補

 身長一八二センチの体を揺らしながら、北海道内を走る宮内聡衆院道比例予定候補。参院選での審判を裏切る自民、民主の「大連立」ドタバタ劇に怒りが高まり、週四回実施している朝昼の訴えで道民の激励が増えました。演説が終わると、サッカー選手としてならした脚力を生かしてかけ寄り握手。「今度こそ国会へ」の意気込みを伝えます。

 「北海道は貧困と格差を広げる『構造改革』の害悪をもろに受け、深刻な矛盾があちこちでむき出しになっています。衆院に道の党議席があればこんなことは許さないのに。悔しい思いを毎日の活動の糧にしています」

 冬場に仕事がない季節労働者の対策は、二〇〇三年に衆院議席を失って以降、次々と後退。今年、三十年も続いた技能講習制度が廃止され、雇用保険法改悪で失業給付金が五十日から四十日に減らされました。

 大学で社会福祉を学び医療現場に身を投じた宮内さん。福祉への思いは熱く、「後期高齢者医療で命を脅かす自公政権の暴走をくい止めたい」。雪を踏んで宮内さんは走ります。

四国(定数6)
笹岡 優(ささおか まさる)さん(55) =新

四国の悲鳴を国政へ

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(写真)ゆず集荷所前の車座集会で語る笹岡優予定候補

 自民・公明政治で疲弊する農山村や漁村。その実情を語り「四国の悲鳴を国政へ」と訴えます。

 二十一日午後、標高約七百五十メートルの徳島県那賀町木頭(きとう)の「北川ゆず集荷所」前。二人の党町議の呼びかけに農民たちが出荷作業の手を休め車座に集まりました。

 集い後も笹岡予定候補(四国国政対策委員長)を囲んで「郵政民営化で町内に出した郵便が着くのに五日もかかる」「高知県との県境の四ツ足峠トンネルを大型貨物トラックが通れるものにしてほしい」と立ち話が続きました。

 この日午前中、笹岡予定候補は、同県阿南市で久保孝之党阿南地区委員長らと五回街頭で演説。現代版うば捨て山といわれる後期高齢者医療制度を政府はやめるべきだと話し、「今こそ国民の立場を貫くブレない政党を」と訴えました。

 話を聞いていた女性は「九十歳を過ぎた母がいます。七十五歳以上の人をいじめる制度には頭にくる」と涙目でいいます。「その怒りで政治を変えましょう」と笹岡予定候補。この日の走行距離は約五百キロでした。


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