2007年11月4日(日)「しんぶん赤旗」

9条擁護に連帯

米法律家団体が決議


 【ワシントン=山崎伸治】当地で開かれている米国の進歩的法律家団体ナショナル・ローヤーズ・ギルド(NLG)の第七十回記念年次大会は二日、日本国憲法改悪の動きを懸念し、憲法九条を守る日本の運動に連帯を表明する決議を採択しました。同趣旨の決議の採択は昨年の年次大会に続くものです。

 決議は、憲法九条が「発達した国の憲法で唯一、『戦争と武力による威嚇又は武力の行使』を『国際紛争を解決する手段』として放棄した」ものだと指摘。日本国民多数の反対にもかかわらず、自民党政権がおおっぴらに、九条を廃止して「戦争と武力による威嚇」を外交政策としようとしていること、五月に国民投票法を強行したことを批判しています。

 その一方、日本国民が憲法を守るたたかいを世界的規模で展開していることを歓迎。来年五月に日本で「九条世界会議」が開かれることを紹介しています。

 決議は全会一致で採択されました。このほか大会は、ブッシュ大統領とチェイニー副大統領の弾劾を求める決議なども採択しました。



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