2007年10月17日(水)「しんぶん赤旗」

テロ特措法

反対の声を隅々まで

愛知県民集会に450人


 インド洋での海上自衛隊の給油活動継続問題で、アメリカの報復戦争支援の根拠となっているテロ対策特別措置法の延長・新法を阻止しようと「テロ特措法延長反対10・16 愛知県民集会」が十六日夜、名古屋市中区の栄広場で開かれ、約四百五十人が参加しました。主催は、憲法と平和を守る愛知の会。

 同会の成瀬昇・代表世話人は「七月の参院選で国民は自公政治にノーの判断をした。運動を大きくすれば要求が実現する新しい情勢の下で、私たちはたたかっている。反対の声を隅々まで広げよう」とあいさつしました。

 日本共産党の、せこゆき子元衆院議員は「国会では、新テロ特措法の審議が始まっています。政府は給油だけに絞ると言っていますが、アメリカはアフガンやイラクの作戦など、ごちゃまぜにして燃料を使っている。これ以上、戦争に参加している状態を続けてはなりません」と訴えました。

 社民党愛知県連合と新社会党愛知県本部の両代表も、参加者を激励しました。

 職場から駆けつけた看護師の女性(26)は「憲法九条があるから今の当たり前の平和がある。テロは許せないけど、テロを防ぐためと言って戦争で人の命を奪ってはいけない」と力を込めました。

 「戦争ではテロをなくせない。平和と正義の声でテロ特措法の延長にも、新しい法律にも反対し、廃案に追い込む」とした決議を採択した後、参加者は市内をデモ行進しました。



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