2007年10月10日(水)「しんぶん赤旗」

「6年間の検証必要」

テロ特措法問題で穀田氏

TV番組


 日本共産党の穀田恵二衆院議員は、八日夜放送のテレビ朝日系番組「たけしのTVタックル」に出演し、テロ特措法、北朝鮮の拉致問題などについて各党議員らと討論しました。

 十一月一日に期限切れを迎えるテロ特措法の延長問題では、海上自衛隊がおこなっている米軍艦艇などへの給油活動を、政府・与党が新法によって継続させようとしていることの是非などが議論になりました。

 自民議員が「日本が参加できる数少ない活動が海上阻止行動だ」と述べ、給油活動の継続を主張したのに対し、穀田氏は「テロ特措法の六年間はなんだったのか、ということの検証が大事」と発言。アフガンでは、この六年間でテロが急増していることなどを示し、「報復戦争でテロはなくならないという現実があるということを認めなければならない」と述べました。

 拉致問題では、自民党議員が、「(福田首相のもとでも)拉致問題の解決なくして国交正常化はない、という方針は安倍政権と基本的に変わらない」と述べたのに対し、穀田氏は、六カ国合意で北朝鮮の核兵器の無力化で一歩前進し、日朝の作業部会でも前進できる可能性が生まれてきていることを指摘。福田首相が、六カ国協議の合意を受け、「不幸な過去を清算し、核、拉致、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、日朝国交正常化を実現する」と述べたことなどを上げ、「包括的解決へどう努力していくのかが問われている」と述べました。


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