2007年10月9日(火)「しんぶん赤旗」

給油活動も治安部隊参加も憲法九条は禁止している

TBS系番組 小池氏が主張


 日本共産党の小池晃政策委員長は八日のTBS系番組「みのもんたの朝ズバッ!」に出演し、海上自衛隊のインド洋派兵延長や「政治とカネ」の問題で各党代表と討論しました。このなかで小池氏は、政府・与党が延長を狙う海自派兵も、民主党の小沢一郎代表が主張しているアフガニスタン国際治安支援部隊(ISAF)への参加も、憲法違反だと批判しました。

 小池氏は、自民党の片山さつき衆院議員が、海自が支援している米軍などの活動が、テロリストの捕捉や麻薬の押収を行っている「海上阻止行動」だけのように主張したのに対し批判。艦載機がアフガン空爆を行っている米海軍の強襲揚陸艦「イオウジマ」にも海自が給油している事実を挙げ、「決して海上阻止行動だけではない」と、その違憲性を告発しました。

 また、ISAFはアフガンで「地上軍」として戦闘を展開していることを指摘し、「日本はイスラム教を弾圧したことのない唯一の先進国。(自衛隊が参加したら)憲法九条をもつ国が地上軍として米英軍といっしょになって行動することになる」と批判。「国連決議があろうとなかろうと、海外で武力行使することは、憲法九条は固く禁止している」と主張しました。

 「政治とカネ」の問題で、自民党が政治資金の公開基準を「国民の理解が得られる一定額以上」との立場を示していることに対し、小池氏は「『国民の理解』とは、一円以上(の公開)だ。それが常識であり、大きな流れになっている。当然のことをやるべきだ」と述べました。

 また、領収書を「第三者機関」に示すという与党の考え方について「『第三者機関』というのは公開ではない。身内でやることになる」と批判しました。



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