2007年9月24日(月)「しんぶん赤旗」

核戦争阻止・核廃絶を

医師・医学者のつどい始まる

京都・立命大


 核兵器廃絶の運動に取り組む医師らが毎年開催し、今年で二十周年を迎えた「第十八回 核戦争に反対し、核兵器廃絶を求める医師・医学者のつどい」が二十三日、「NO核兵器、LOVE平和憲法」をテーマに、京都市北区の立命館大学で始まりました。二日間の日程。主催は、同実行委員会です。

 核戦争防止国際医師会議(IPPNW)オーストラリア代表のティルマン・アルフレッド・ラフ氏が記念講演し、世界にある核兵器総数の千分の一の使用で、気候変動や食料難など地上に劇的な変化が起きることを指摘し「いかなる軍事目的でも核兵器の使用は許されないし、不可能だ」と強調。生物・化学兵器、対人地雷を条約で禁止してきたことなどを指摘し、核兵器廃絶条約の必要性とともに、世論の力による政治への働きかけなどを訴えました。

 片岡勝子・核戦争防止国際医師会議日本支部(JPPNW)事務総長が、核兵器に依存しない非核保有国が国連加盟国の87%に達していると指摘し、北東アジアの非核兵器地帯化へ向け、日韓がアメリカの「核の傘」から抜け出す必要などを訴えました。

 二十四日午前十時から、京都市下京区の京都産業会館で、「東アジアの非核、安全保障と日本国憲法」をテーマにシンポジウムを開きます。



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