2007年9月17日(月)「しんぶん赤旗」

反核キャラバン/最賃引き上げ

青年が運動の先頭に

全労連青年部大会終わる


 全国労働組合総連合(全労連)青年部の第二十回定期大会は十六日、二〇〇七年運動方針やスローガン「私たちの『明日』は行動によってつくられる」を採択して閉会しました。

 二日間の討論では、平和や憲法を守り、最低賃金引き上げなど、どの運動でも青年が先頭に立ってたたかっている姿がいきいきと語られました。

 のべ二十五台、百五十人が参加した「反核トラックキャラバン」を報告したのは建交労青年部。

 東京から被爆地までトラックを連ねて平和を訴える行動で、今年は長崎が終着点。中継地の広島で開いた青年部サマーセミナーでは被爆体験を聞いたりしました。「九条の会に参加するなど日常的に活動することが地域から平和と憲法を守る力になる」とのべました。

 「時給いくらですかと聞くと、不満がいっぱいで青年の話が止まらないんです」。最低賃金について街頭インタビューや宣伝を収録した自作DVDを上映したのは、北海道労連青年協議会。

 札幌市で五月に行った最賃千円以上を求める署名には、青年が列をなして一日で八百人も寄せられ、最賃引き上げの世論を広げました。「若い人の反応がいい。最賃問題に関心ある青年のネットワークをつくり、労働組合のことも知ってもらいたい」とのべました。

 「だれのための自治体なのか問われている」と発言したのは、自治労連青年部。住民の立場にたって行財政を見直す「見直そう問い直そう、仕事と住民の安全・安心」運動や、初めて青年だけの自治研集会を開いたことを紹介しました。

 「住民の立場にたって住民から感謝される仕事をするのが公務員労働者の原点です」とのべ、住民と力を合わせて住民本位の自治体と誇りをもって働ける職場をつくっていきたいとのべました。

 大会で選出された主な役員は次の通り。(敬称略)

 ▽部長 野村昌弘(新)▽書記長 笠松鉄兵(再)



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