2007年9月8日(土)「しんぶん赤旗」

陸自の市街戦訓練施設

米海兵隊が初使用

イラクでの戦闘 想定か

東富士演習場


 陸上自衛隊が東富士演習場(静岡県)に建設した大規模な市街戦訓練施設を、米海兵隊が今年八月に初めて使用し、訓練していたことが分かりました。米海兵隊発表のニュース(八月二十四日付)が報じました。

 訓練に参加した米海兵隊員は「(訓練施設は)テレビのニュースで見ているイラクのような場所に似ており、われわれが必要としている訓練のための施設だ」と語ったといいます。これまでも沖縄の米海兵隊はキャンプ・ハンセン(同県)などの市街戦訓練施設をイラクに見立てて訓練しています。米軍はイラク戦争遂行で市街戦訓練を重視しており、今回の訓練もイラクでの戦闘を想定していた可能性があります。

 東富士演習場にある陸自の市街戦訓練施設は昨年完成しました。事業費は約二十五億円。同ニュースによると、スーパーマーケット、官公庁舎、ホテル、学校、銀行など十一の建物があり、「もっともすぐれた都市型戦闘(市街戦)訓練施設の一つだ」としています。

 訓練をした米海兵隊はキャンプ富士(静岡県)に駐留する補助警護部隊(CASF)。訓練は八月十五、十六日の二日間実施され、初日は簡易手製爆弾の発見・処理、二日目はパトロールなどを行ったとしています。

 東富士演習場の市街戦訓練施設は、各建物の内部や屋上にカメラが設置され、部隊の行動を逐一モニターでチェックできるようになっています。同ニュースでは、こうした最新の装置を高く評価。今後も陸自の市街戦訓練施設の利用を狙っているとみられます。

 米軍準機関紙「星条旗」八月六日付によれば、在日米海兵隊基地では今、CASFを用いて基地防衛を強化しています。



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