2007年9月4日(火)「しんぶん赤旗」
ブラジルの労働党大会で日本共産党代表団
各国代表と交流
![]() (写真)労働党大会来賓の歓迎夕食会で、パラグアイのフェルナンド・ルゴ氏(右から3人目)らと懇談する日本共産党の緒方靖夫副委員長(左から2人目)と神田米造国際局次長(左端)=8月30日、サンパウロ(菅原啓撮影) |
【サンパウロ=菅原啓】ブラジルの与党、労働党第三回大会に出席した日本共産党の緒方靖夫副委員長は大会中に、多くの外国代表と交流しました。
とくに、ラテンアメリカの政党代表との懇談はこの地域の激動を反映して、多彩な内容と豊かな情報と経験の交流の場になりました。
十七年ぶりに政権に復帰したニカラグアのサンディニスタ民族解放戦線党(FSLN)の代表、ミゲル・デスコト元外相は、日本共産党との交流を振り返りながら、新政権の与党として改めて関係を発展させたいと語りました。
初めての交流となったパラグアイの新しい政治組織「TEKOJOJA運動」の代表、フェルナンド・ルゴ氏は、来年四月に実施される大統領選で当選が有力視されている元司祭です。二時間余りの歓迎夕食会で隣同士となって、懇談は大いに盛り上がり、選挙の時は監視団の一員としてきてほしいとの申し出もありました。
チャベス政権の与党として結成手続きが進行中のベネズエラ統一社会主義党代表で、同国を訪問した緒方氏と懇談したことのあるビダル・シスネロス中南米議会議員からは、新党確立の過程と憲法改正などについて説明を受けました。
ボリビアのモラレス政権(発足〇六年)の与党、社会主義運動(MAS)のサントス・ラミレス上院議員団長、ウルグアイのバスケス政権(同〇四年)を支える拡大戦線を構成する諸党の代表と懇談しました。
エルサルバドルの野党第一党、ファラブンド・マルティ民族解放戦線党(FMLN)の代表として日本共産党大会に出席したことのあるシグフリード・レジェス政治委員(国会議員)とは、再会を喜びあいました。
このほか、メキシコ、コロンビアのそれぞれの首都で市政を担う民主革命党(PRD)、民主代案同盟(PDA)や、アルゼンチン、ハイチ、プエルトリコ、ドミニカ共和国の政党代表らと懇談しました。
キューバ共産党国際部長と会談
緒方氏は二日、大会会場で、キューバ共産党のフェルナンド・レミレス国際部長と会談しました。両氏は、日本の情勢、キューバとラテンアメリカの情勢についてそれぞれのべるとともに、両党関係の発展についても意見交換しました。


