2007年9月1日(土)「しんぶん赤旗」

クレーン倒壊死亡事故

共産党が労働局調査


 川崎造船神戸工場で修理中のクレーンが倒壊し三人が死亡、四人が重軽傷を負った事故について三十一日、日本共産党調査団は神戸市内の兵庫労働局で聞き取り調査しました。

 吉井英勝衆院議員は、クレーンの主要な部材の変更には届け出が必要とされているが、届け出がされていなければ大問題だとして、「行政の責任が問われる」と企業と労働局の責任を指摘しました。

 さらに、事故再発を防ぐためには情報を共有することが重要であり、事故を秘密にするのではなく“いつ、こんな事故があって、こんなところに問題があった”と情報公開するよう求めました。

 山下芳生参院議員は、倒壊の原因となったクレーンのジャッキアップ作業について、「集団的な検討をすればあまりにも危険だということがわかるはず」と指摘。安全を軽視する会社の姿勢を批判し、二年先まで受注していると言われている生産計画の密度や量、事故との関係も視野に入れて調査することを求めました。

 対応した労働安全課長らは「届け出がされているかどうか、届け出を必要としたかどうか調査する」と答えました。

 調査には堀内照文党兵庫国政委員長、新町美千代県議、大瓦鈴子神戸市議が同席しました。


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