2007年8月26日(日)「しんぶん赤旗」
戦争の苦しみない世に
東京大空襲訴訟
勝利めざし集会
国に対し、東京空襲犠牲者への謝罪と損害賠償を求めて、今年三月に東京地裁に提訴した東京大空襲訴訟原告団と同弁護団、東京大空襲訴訟を支援する会は二十四日、東京・豊島区で訴訟勝利をめざすつどいを開き、約二百五十人が参加しました。
訴訟原告団の野上秀雄事務局長は、六十二年間空襲被害者を放置し、被害についての調査もしていない国を批判。「人間回復、人権の尊厳の回復を願うたたかいに勝利しよう」とあいさつしました。
中山武敏弁護団長は、「原告は、次の世代に二度と戦争の苦しみを味わわせたくないという志で裁判をしている。歴史的意義のある裁判だ。多くの方の支援をお願いしたい」と訴えました。
星野ひろし原告団長は「私たちのやっていることは、過去のことでなく、現在と未来にもかかわることだ。日本の今日の平和を守り、未来に向かって、憲法に基づく法のもとの平等が守られる民主主義的な国をつくる一翼となることを願って、原告団は頑張っていく」と決意をのべました。
原爆症認定集団訴訟をたたかう東京原告団の山本英典団長らが、リレートーク。裁判勝利のために連帯してたたかおうと語りました。
ジャーナリストの斎藤貴男氏が講演しました。
同訴訟は、三十日に東京地裁で二回目の口頭弁論が開かれます。

