2007年8月24日(金)「しんぶん赤旗」

政治資金 駆け込み訂正

改造控え自民9議員

収支報告書 入閣待望組目立つ


 内閣改造・自民党役員人事を二十七日に控え、中川秀直同党幹事長が党所属議員に政治資金収支報告書の点検を指示、「クリアできなければ(入閣を)やめていただくしかない」と問題のある議員には入閣辞退を求める考えを示すなか、資金管理団体の収支報告書を訂正する同党国会議員が、相次いでいます。本紙の調べで二十三日までに判明したのは九人で、再入閣や入閣待望組が目立ちます。内閣改造を前にした「訂正ラッシュ」は、自民党議員の政治資金処理の不透明さをかえって浮き彫りにしたかっこうです。


 これまで、訂正が明らかになっていたのは、衛藤征士郎元防衛庁長官(衆院大分2区)、川崎二郎前厚生労働相(衆院三重1区)、鈴木俊一元環境相(衆院岩手2区)の三人。新たに訂正していたのは、金子一義元行政改革相(衆院岐阜4区)、谷垣禎一前財務相(衆院京都5区)、宮路和明元厚生労働副大臣(衆院鹿児島3区)、山崎正昭・自民党参院幹事長(福井選挙区)、鈴木恒夫衆院議員(神奈川7区)、谷川弥一衆院議員(長崎3区)の六人です。

 九人のうち、閣僚経験がないのは四人で、うち宮路、鈴木恒夫両氏は衆院当選六回の初入閣候補者です。

 特徴的なことは、九人のうち、五人が「事務所費」を「光熱水費」(谷垣氏)、「光熱水費」を「事務所費」(谷川氏)、「組織活動費」を「事務所費」や「備品・消耗品費」(宮路氏)、「事務所費」を「人件費」(鈴木恒夫氏)―など費目の「付け替え」の訂正をしていることです。費目として間違えようがないもので、政治資金規正法に違反する「虚偽記載」の疑いがあります。

 家賃が無料の議員会館に資金管理団体の「事務所」を置きながら、三千万円を超す「事務所費」を計上していた鈴木俊一元環境相は、「事務所費」を二千万円以上も減額し、「組織活動費」を千六百万円も増やすなどの訂正をおこないました。しかも、訂正した組織活動費のすべてを領収書添付の必要のない五万円以下で処理しています。

 駆け込み訂正ですませるのではなく、何がまちがっていたのか、なぜ訂正するのかなどを、国民にはっきりと説明すべきです。



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