2007年8月14日(火)「しんぶん赤旗」
経済成長 減速
GDP4―6月期 0.1%増
個人消費が足踏み
対米輸出にブレーキ
内閣府が十三日発表した二〇〇七年四―六月期の国内総生産(GDP)速報は、物価変動の影響を除いた実質が前期(一―三月期)比0・1%増、年率換算で0・5%増となり、経済成長の減速が鮮明になりました。プラス成長は十・四半期連続ですが、前期(前期比0・8%増、年率換算3・2%増)から大きく落ち込みました。
物価変動の影響を含み生活実感に近い名目GDPは0・3%増、年率換算で1・1%増でした。
経済成長の大幅な減速は、実質GDPのうち、55%を占める個人消費が0・4%増(前期は0・8%増)にとどまったことが響きました。レクリエーション、スポーツサービスなどが振るわず、暮らし向きのゆとりのなさを反映しています。安倍政権は“好調な企業業績が家計に波及する”としてきましたが、賃金がいっこうに伸びないことや、六月からの住民税増税で手取りが減っていることの影響が家計に出はじめています。住宅投資は3・5%減(同0・8%減)と落ち込みが拡大しました。
輸出は0・9%増。アジア、欧州連合(EU)向けは好調でしたが、米国経済の不安定さを背景に、対米輸出にブレーキがかかり、前期(3・4%増)を大幅に下回りました。輸入は0・8%増でした。
一方、設備投資はソフトウエアなどが好調で1・2%増(同0・3%増)となり、かろうじてGDPをプラスに押し上げました。
GDP増加率の内訳を示す寄与度は、内需が0・1%増、外需が0・0%増。「外需頼み」の経済成長が壁にぶち当たり、内需も低迷しています。
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