2007年8月4日(土)「しんぶん赤旗」

久間前防衛相、謝罪なし回答

原爆投下容認発言 5団体の質問状

被爆者が再抗議へ


 久間章生前防衛相が米国の原爆投下を「しょうがない」と発言した問題で、久間氏が長崎原爆被災者協議会など五団体からの公開質問状に対し、郵送の書面で「『しょうがない』だけが取り上げられ、誤解が広まってしまったことは誠に遺憾」と回答していたことが二日、分かりました。

 久間氏から先月三十一日に回答があり、五団体が明らかにしました。被爆者団体側は、発言の撤回や謝罪がない、久間氏にあらためて抗議する、としています。

 久間氏の回答は、米国の原爆投下について「以前から間違いだったと思っている」として、正当化する考えがないことを強調。議員辞職の要求については「今後とも不戦の誓いを実行し、核廃絶に取り組んでいきたい」として、辞職の意思がないことを示しました。

 長崎原爆被災者協議会の山田拓民事務局長は「発言の全文を読んでも、誤解でなく真意としか受け止められない。引き続き久間氏の議員辞職を求めるとともに、こうした発言が出ないよう今後も活動していきたい」と話しました。

長崎平和式典 久間氏欠席へ

 原爆投下「しょうがない」発言で辞任した久間章生前防衛相が、九日の長崎平和式典を欠席することが三日、分かりました。久間事務所が長崎市に「ご迷惑をお掛けするので今回は自粛する」と電話で伝えました。

 事務所によると、久間氏は「核兵器廃絶についての考えは一貫して変わらないが、被爆者の皆さんに発言を誤解され残念。式典を混乱させる可能性もあるので、今回は出席しないことにした」と話しているといいます。



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