2007年8月1日(水)「しんぶん赤旗」

笑顔で舞台に戻るぞ

マッスル労組 都内で支援集会


 「再び舞台に戻ってお客さんが喜ぶ演技をしたい」―元体操選手らによる人気ショー「マッスルミュージカル」から不当に降板させられた出演者らを支援する集会が三十一日、東京都内で開かれました。映演労連フリーユニオンの主催で百二十人が参加しました。

 制作会社「デジタルナイン」は、米国公演参加を希望しない団員に、三月から賃金を20%から50%も引き下げ、渡米者には一年間の滞在費の自己負担を命じました。

 これに対して出演者が同ユニオンマッスル支部を結成し、賃金を元に戻すことなど求めて立ち上がりましたが、会社側は組合員を舞台に立たせない対応を続けています。

 集会では、組合員が回転や片手倒立など肉体を駆使した技やダンスを披露、参加者から大きな拍手が度々起こりました。

 マッスル支部の磯前方章委員長は「舞台に立てず、賃金が50%カットされている。会社と対等に交渉できるよう協力をお願いします」と述べ、深澤英之副委員長は「最高の笑顔でまた舞台に立てるよう応援をお願いします」と話しました。

 全労連の坂内三夫議長は「たたかうということは人間性を取り戻すこと。たたかわないともうけの手段にされてしまう」とメンバーのたたかいをたたえ、幅広い支援を呼びかけました。



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