2007年8月1日(水)「しんぶん赤旗」

平和運動の頑張りどき

「非核の会」が常任世話人会


 非核の政府を求める会は七月三十日、東京都内で常任世話人会を開きました。

 情勢論議では、参議院選挙について、「共産党の街頭宣伝を聞いていた女性が『これまで自民党しか投票してこなかったが、今度は徹底してがんばる野党に入れる』と話しかけてくる」など悪政に対する国民の怒りがどこでもかつてなく広がっていたことが紹介され、「選挙結果は安倍政治にノーをつきつけたもの」「国民が政治を動かす新しい時代の始まり」「非核平和の国民運動のがんばりどきだ」とこもごも語られました。

 国際情勢では、北朝鮮が六カ国協議の合意にもとづき寧辺の核施設を停止したことは大事な一歩を踏み出したものだとの指摘が出されました。

 アメリカが推進するミサイル防衛(MD)計画について、基地計画のあるチェコ、ポーランドで国民過半数が反対し、米国の軍事専門家からも厳しい批判が表明されていることが報告され、MD計画の“サクラ役”を演じる日本政府の姿勢が批判されました。

 米核政策に対し、レーガン政権時代の側近を務めた元高官が最近、核兵器廃絶を正面から訴える演説を行ったことも紹介されました。

 当面の活動では、原水爆禁止世界大会の成功はじめ、秋の国連総会に向けた日本政府への申し入れ、米国の核攻撃力を強化する「拡大抑止」問題シンポジウムのとりくみなどを確認しました。



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