2007年7月6日(金)「しんぶん赤旗」

07参院選 話す・伝える

力合わせ未来を開こう

教職組元役員30氏よびかけ

「全国は一つ」の立場で


 全教の三上満元委員長をはじめ教職員組合の元役員三十氏が三日、日本共産党前進のための奮闘を呼びかける「退職教職員のみなさんへの訴え」をだしました。


 「訴え」は、「人生の大半を子ども、青年とともに生き、希望をはぐくむことを使命としてきた私たちにとって、座視してはいられない重大な情勢」と強調。「憲法九条を捨て、日本を戦争する国に変えようとする動きは『教え子を再び戦場に送るな』の誓いをつないでたたかってきた、私たちの誇りをふみにじるもの」と訴えています。

 「みんなが立ちあがり、力をだしあってこの国の進む方向を変えなければ、未来は開けません」と指摘。憲法を守る運動でも、教育基本法改悪反対のとりくみでも、心を一つにし、運動を支えてきたのは日本共産党であるとのべています。

 元同僚、教え子、教え子の父母・家族と多くのつながりがある退職教職員が「全国は一つ」の立場で、つながりを生かして日本共産党のことを知らせ、語りかけ、「人生を明日につなぐ夏にしよう」と訴えています。

呼びかけた30氏

 「訴え」をだしたのは次の各氏です。

 三上満(元全教委員長)、山口光昭(同)、松村忠臣(同)、石元巌(前全教委員長)、三宅良子(元全教副委員長)、田中洋子(同)、館博通(元日高教委員長)、片山政造(同)、石井淳平(同)、升井勝之(同)、岡田愛之助(前日高教委員長)、碓田登(元全国私教連委員長)、平形慎吾(同)、谷正比呂(前全国私教連委員長)、斉藤敏夫(元北海道高教組委員長)、五十嵐晋(元青森県教組委員長)、斎藤重一(元秋田高教組委員長)、富樫昌良(前宮城県教組委員長)、出浦秀隆(前宮城高教組委員長)、山下楠一(元埼玉県高教組委員長)、榎本昇一(元埼玉県教組委員長)、増田孝雄(元都教組委員長)、福永孝雄(元愛知高教組委員長)、増田光夫(元京教組委員長)、東谷敏雄(元大教組委員長)、西岡幸利(元兵庫高教組委員長)、池渕栄助(元島根県教組委員長)、山口正一(元佐賀県教組東松浦支部長)、湯浅秀夫(元日教組中執・高校部長)、横山幸介(全退教会長)


日本共産党前進へ退職教職員の奮闘を

元教組役員など30氏が全国の退職教職員への訴え

 三上満元全教委員長ら教職員組合の元役員など30人の退職教職員は、3日、全国の教職員にむけて、日本共産党の前進にむけて決起を呼びかける「退職教職員のみなさんへの訴え」を発表しました。

 以下、その全文と呼びかけ人名簿を掲載します。全国で、退職教職員にこの訴えを届けて運動の輪を広げましょう。

退職教職員のみなさんへの訴え

 全国の退職教職員のみなさん。
 人生の大半を子ども、青年とともに生き、希望をはぐくむことを使命としてきた私たちにとって、座視してはいられない重大な情勢が広がりつつあります。

 憲法9条を捨て、日本を戦争する国に変えようとする動きは、「教え子を再び戦場に送るな」の誓いをつないでたたかってきた、私たちの誇りをふみにじるものです。とりわけ、日本の戦争を正しかったとする靖国派の動きは、私たちが実践してきた「平和を守り真実をつらぬく教育」への重大な挑戦です。

 子ども・教職員、学校のすべてに激しい競争を持ちこみ、国による統制の下に組み敷こうとする安倍「教育再生」の方向も、教育の自主性を守ってたたかいぬいてきた、私たちにとって許せるものではありません。

 今みんなが立ちあがり、力をだしあってこの国の進む方向を変えなければ、子どもたちと私たちの未来は拓けません。

 私たちは7月29日投票の参院選は、そのためのスタート台だと考えます。憲法を守る運動でも、教育基本法改悪反対の大きなとりくみでも、私たちと心をひとつにしてともにたたかい、大きく運動を支えてくれたのは日本共産党でした。日本共産党はまた、「消えた年金」の問題やくらし、福祉の問題などでも、具体的、現実的な政策で国民の願いに応えています。

 日本共産党はこの数年、マスコミなどがあおる二大政党論のなかで、前進が阻まれてきました。しかし今、憲法を守る問題でも、格差と貧困をなくしてくらしを守る問題でも、国民の願いと日本共産党の主張ととりくみが結びつき、「たしかな野党」として躍進できる条件が生まれています。

退職教職員のみなさん。

 私たちには、たくさんの元同僚、教え子、教え子の父母・家族など、つながりのある人たちがいます。つながりの多さという点では、きわだった立場にあるといっていいでしょう。このつながりを生かして日本共産党を知らせ、語りかければ、前進に大きな貢献をすることができると考えます。

 全国はひとつ、どこでも日本共産党が候補者です。全国にいる“つながり”のある人たちに電話などで語りかけ、日本共産党の支持を広げましょう。

 地域の後援会などが行なうハンドマイク、ビラ配りなどの宣伝行動にもおおいに力を発揮しようではありませんか。

 夏はきぬ 相模の海の南風に
   わが瞳燃ゆ わがこころ燃ゆ

 吉井勇の歌です。暑さがこたえる夏ですが身体をいたわりながら、心はおおいに燃やして人生を明日につなぐ夏にしようではありませんか。みなさんの奮闘を心から訴えます。



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