2007年7月4日(水)「しんぶん赤旗」

大石さんの無罪必ず

公選法弾圧事件 北九州で決起集会


 大分県豊後高田市の日本共産党の大石忠昭市議は、後援会ニュースを配り公職選挙法違反として、大分地裁で有罪判決をうけ、控訴審(福岡高裁)をたたかっています。この五月末に結審し、九月の判決を前に無罪を勝ち取ろうと福岡県北九州市の国民救援会総支部や大石さんを支援する会が三日、決起集会を開きました。四十人を超える支援者らが、弁護団から事件概要と問題点の報告などを聞きました。

 同裁判で警察は、たまたま一時停止の取り締まりで大石市議を確認したことが事件の端緒としています。確認した警察官は大石市議と分かった理由を、以前に交通違反で一度見たことがあったと説明しています。

 報告した安部千春弁護士は、警察が取り締まりをしていた場所は、大石市議から百メートルも離れており、取り締まりにも適していないことを指摘。「あんな遠くから一度しか見たことがない人を確認できない。警察は初めから大石さんが通ると知っていて待ち伏せしていたとしか考えられない」と話しました。

 集会に参加できなかった大石市議は「今年二月に再選されたばかり。無罪を勝ち取り、長年の経験を生かし市民奉仕をつづけたいとの思いでいっぱいです」とのメッセージを寄せました。

 選挙弾圧事件を被告として十一年たたかった、おばせ勝義さんが自身の体験を報告。「国民主権を取り戻すためにも無罪を勝ち取っていきましょう」と語りました。


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