2007年6月17日(日)「しんぶん赤旗」
社保庁解体
国の責任放棄と批判
政策フォーラムで塩川議員
夏の参院選挙に向けて各党の政策について聞く「国政・政策フォーラム」（日本青年会議所関東地区神奈川ブロック協議会）が十六日、神奈川県海老名市内で開かれ、日本共産党の塩川鉄也衆院議員が各党議員と討論しました。
「消えた年金」問題が焦点になり、与党側は「社保庁職員のモラルの問題だ」（自民党の山際大志郎衆院議員）などと責任を職員になすりつけ、社保庁解体の必要性を強調しました。これに対し塩川氏は「（解体は）国の責任を放棄するものだ」と批判し、年金加入者すべての調査などを求める緊急対策を提起しました。山際氏はコスト面を名目に拒みましたが、塩川氏は「国民の多くが不安で心配になっている。国が責任を持つことが重要だ」と強調しました。
また社会保障の財源について山際氏が消費税増税を含めた「税制改革」について言及したのに対し、塩川氏は「税金の集め方と使い方をあらためるべきだ」と提起し、庶民増税をやめ、軍事費や無駄な公共事業費を削減する必要性を訴えました。
■関連キーワード
