2007年6月5日(火)「しんぶん赤旗」

「靖国DVD」使わない

群馬県教育長が党県委に


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(写真)内山教育長(手前)に申し入れる(左から)小菅党県委員長、有馬党県書記長、 早川県議=4日、県庁

 日本共産党群馬県委員会は四日、日本青年会議所のDVDアニメ「誇り」を使った「近現代史教育プログラム」の学校現場への持ち込みを認めないよう、内山征洋県教育長に申し入れました。申し入れには小菅啓司党県委員長、有馬良一党県書記長、早川昌枝党県議が参加しました。

 小菅県委員長は「プログラムは日本の過去の侵略戦争を美化したもので、とうてい学校教育の場で教える内容ではない」とのべ、「靖国DVD」の学校現場への持ち込みを認めないことや、文科省の委託事業の認可取り消しを政府に求めるよう要請しました。また、この問題を追及した石井郁子党衆院議員に対し、伊吹文明文科相が「私が校長であれば使わない」と答弁したことを紹介し、「市町村教委に対し、ぜひこの立場で指導していただきたい」と求めました。

 内山教育長はDVDについて「こういうものがあるとは知らなかった」とのべ、市町村の教育委員会に持ち込まれた場合、伊吹文科相の発言の立場で対応するとの見解を示しました。



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