2007年6月5日(火)「しんぶん赤旗」
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参院選 京都選挙区(定数2)
子育て世代の声 国会へ
成宮まり子(なるみや真理こ)候補(37)党京都国政委員長
![]() 1969年滋賀県生まれ。京都市立芸術大卒、同大学院修了。2001年までの3年、女性で初めての日本民主青年同盟京都府委員長。参院選比例区、衆院京都4区に計3回の立候補。家族は陶芸家の夫と4歳の娘。趣味は植物を育てること。 |
「青年の声を国会に届けて政治を動かします」。民青同盟で活動していた十年も前から、若い人たちのひどい働かされ方に胸を痛め、職安前での聞き取り調査を行い、告発してきました。
日本共産党の青年雇用アンケートには、半年で千人を超える叫びが寄せられました。派遣先を一年直前で変えられ、いつまでも正社員になれず、「悔しいですねぇ」とつぶやく青年。「安い労働力ってオレのことやな」の言葉…。厚労省に京都府に労基局に何度も申し入れ、成宮さんが直接聞いた声を一つひとつ示して要望しました。府は、民主党府議が「正規雇用は時代遅れ」と言うなかでも正規雇用促進の条例改正を実施。「やっぱりあきらめないで声をあげれば変えられる」と確信を語っています。
安倍内閣のもとで格差と貧困を拡大させる政治が続きます。国保証を取り上げられ一年以上腹痛をがまんし、がんを告げられた女性。生活保護を断られ電車に飛び込もうとした男性。「共産党に助けられた」「生きていてよかった」と語る一人ひとりと手を握り、いのちを守る決意を語ります。
「子どもの未来に戦争あかん」。一児の母になり、平和の尊さと憲法九条の重みを感じます。「核兵器は人間がつくったものだから、人間の手で必ずなくせる」と民青同盟に入り、湾岸戦争のときには「戦争ノー」の手づくりビラを大学内で毎日配りました。
「子どもと一緒に、自分も親として人間として成長できる」。子育てする若い世代の悩みと喜びに共感しあうなかでも、夫の長時間労働や父も母もフリーターなど、劣悪な働き方の深刻な影響が。「青年を使い捨てる政治では日本の未来は見えない」と力を込めます。
東京での青年大集会に参加したフリーター(22)も、「友達にも仕事で悩んでる人が多い。一緒にアンケートに取り組んだ成宮さんなら国会で、ぼくたちのこと元気に伝えてくれる」と熱い期待を語ります。
記事・写真 加藤貴顕
【京都選挙区】成宮さんのほか、自民新人、民主現職などが立候補を予定。


