2007年5月10日(木)「しんぶん赤旗」

“靖国派が狙う改憲許すな”

国会前 900人が座り込み

大阪で200駅頭いっせい宣伝


 自民、公明の与党が十一日の参院憲法調査特別委員会での改憲手続き法案の採決を主張する緊迫した情勢のもと、全労連などでつくる憲法改悪反対共同センターは九日、前日に続き国会前で座り込みました。正午には国民大運動実行委員会など三団体が合流、九百人が三百メートルにわたって座り込みの列をつくりました。

 全国行動のこの日、大阪府では二百駅頭で一斉宣伝するなど、各地で宣伝や集会、デモが繰り広げられました。共同センターは同日夕、東京・新宿駅西口で宣伝しました。

 札幌市から国会にかけつけた北海道自治労連の男性(58)は「自衛隊基地を多く抱える道だからこそ、戦争する国づくりを許してはならないと参加した。国民の意思を正確に反映させない改憲手続き法案をごり押しするなんて許せない」と力を込めます。

 国会前に初めて来た新日本婦人の会大阪・北支部の女性(30)は「学習会で法案を学び、こんなものを強行しようとするなんて本当に怖い。また戦前に戻そうというのでしょうか。周りのお母さんにも話していきたい」と語ります。

 正午の国会前行動で全商連の西村冨佐多副会長は「靖国神社に供物を奉納する靖国派の首相が変えようとする憲法など絶対に許してはならない」と訴えました。「滋賀県では今日、主要駅で訴える一斉宣伝をしている」(滋賀民医連)など各団体が発言しました。

 日本共産党の吉川春子、紙智子、井上哲士の各参院議員が激励にかけつけ、吉川氏が国会情勢を報告しました。

 「二〇〇七年5・3憲法集会」実行委員会も同日、参院議員面会所で改憲手続き法案の強行を許さないと緊急行動しました。日本共産党の井上参院議員が訴えました。



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