2007年5月8日(火)「しんぶん赤旗」

“改憲の悪夢から覚めよ”

宗教者ら国会前に集う


 宗派・信条の違いをこえて活動している「宗教者九条の和」は七日、現行憲法の順守と改憲手続き法案の廃案を求めて「宗教者の国会前祈りの集い」を、東京都千代田区の衆議院第二議員会館前で開きました。

 全国から約百五十人が参加し、改憲反対の緊急アピールを採択しました。

 聖護院の宮城泰年(たいねん)本山修験宗宗務総長が「安倍首相には、悪夢から覚めてほしい」との思いを乗せて、国会議事堂に向かい、ほら貝を高らかに鳴らしました。

 日本カトリック正義と平和協議会の長澤正隆さん、天台宗慈照院住職の村中祐生さん、金光教非戦・平和ネット世話人の浅野善雄さんらが、九条守れの思いを語りました。

 日本共産党の小林みえこ参院議員が「宗教者のみなさんが、憲法守れと日本各地で運動しているなか、憲法を全力で守り抜きたい」と激励しました。

 小林議員らに、二万六千六百七十四人分の改憲反対の署名が手渡されました。

 集いに参加した日本聖公会(英国国教系キリスト教)の女性(72)は「子どもや孫を戦争に巻き込ませたくありません。憲法を守らなければ未来永劫(えいごう)の過ちを犯すことになる」と語りました。



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