2007年5月6日(日)「しんぶん赤旗」

日本政府は謝罪を

米「慰安婦」決議案

共同提案議員100人突破


 【ワシントン=鎌塚由美】米議会下院に提出されている、「慰安婦」問題で日本政府に公式な謝罪を求める決議案の共同提出議員は四日までに百人を突破しました。

 マイク・ホンダ議員(民主党)が一月末に同決議案を提出した際、共同提案者は六人でした。しかし、安倍首相による「強制性を裏付ける証拠はなかった」との発言が契機となり、共同提案者が急速に広がり、四月末の首相訪米前には九十人に達しました。

 一時は、首相の訪米前に採決にかけられる可能性もありましたが、外交上の配慮から議会側が自粛。一方、決議案を支持する市民団体は、百人の共同提出議員を目指すとして、議会への働きかけを強めていました。

 四日現在、共同提出議員は、百二人。共和、民主の両党の議員が名を連ねています。決議案は外交委員会アジア太平洋小委員会、外交委員会全体会議の順に審議された後、本会議に上程される見通しです。



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