2007年4月27日(金)「しんぶん赤旗」

「慰安婦」で米市民団体

日本政府批判の広告


写真

(写真)「慰安婦の真実」と題されたワシントン・ポスト紙の広告

 【ワシントン=山崎伸治】二十六日の安倍晋三首相の初訪米に合わせ、同日付の米紙ワシントン・ポストは「『慰安婦』の真実」と題した全面広告を掲載しました。「従軍慰安婦」問題で日本政府に謝罪を求める下院決議案を支持する市民団体「121連合」などによるものです。

 広告は当時の「従軍慰安婦」の写真五枚とともに、この問題で日本政府の態度を批判した同紙や経済紙ウォール・ストリート・ジャーナルの社説などの抜粋を紹介しています。

 「日本はこの犯罪に全面的な責任をとってはこなかったし、明確な謝罪はしていない」と指摘。安倍首相の発言は日本政府の直接の関与を否定するもので、これまでの政府見解よりも「後退している」と批判しています。



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