2007年4月15日(日)「しんぶん赤旗」

工事費支出差し止め

滋賀・豊郷小新校舎

住民が勝訴

最高裁


 滋賀県豊郷町立豊郷小学校建設費支出を差し止めるよう「豊郷小学校の歴史と未来を考える会」の本田清春代表らが求めていた裁判で、最高裁は十三日、町の上告を棄却し、住民側勝訴が確定しました。

 大野和三郎町長(当時、県議選に立候補して落選)は二〇〇二年十月、歴史的建造物の旧校舎の解体・改築工事契約を締結。大津地裁が同年十二月、旧校舎解体差し止めの仮処分を決定しましたが、大野前町長は契約変更しないまま新校舎工事を続け、住民が「改築から新築に契約を変更しないのは地方自治法違反」と訴えていました。

 新校舎は〇四年に完成していますが、住民は大野前町長らに工事費約十八億円の返還を求め大津地裁に訴えています。


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