2007年4月4日(水)「しんぶん赤旗」

「慰安婦」問題

安倍首相に謝罪求める

韓国国会47議員が書簡


 韓国の超党派の国会議員四十七人が、「慰安婦」問題で強制性を否定した安倍首相に謝罪を求める公開書簡を送りました。書簡のとりまとめを主導した与党・開かれたウリ党の蔡秀燦議員が三日、ソウル市内で記者会見し明らかにしました。

 四十七人は、ウリ党、ハンナラ党、民主党、「統合新党の会」、「民生政治の会」の議員ら。李在五・ハンナラ党最高委員など有力議員も参加しています。

 書簡は三月三十日に発送され、安倍首相の発言に対し、「深い遺憾の意」を表明。「過去の誤りを認め、反省することなしには、日本は国際社会で国力にふさわしい地位と役割を確保できない」として、日本政府による賠償を求めました。

 一方、「謝罪と賠償は当然の道理」としながらも、日本が強制性を認めない場合には、日本、韓国、中国など関連当事国による共同調査を実施するよう提案しています。



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