2007年4月4日(水)「しんぶん赤旗」

改憲手続き法案 廃案に

宗教者署名2万4千超す


 与党が十三日にも衆院通過を狙っている改憲手続き法案の廃案を求め、幅広い宗教者でつくる「宗教者九条の和」は三日、国会請願署名提出の集いを衆議院第二議員会館内で開きました。七千二百人分の署名を提出しました。

 署名の提出は今回で三回目で、署名数は合計二万四千八百三十九人分になりました。

 集会では、村中祐生大正大学名誉教授・天台宗慈照院住職があいさつし、「自由、民主主義、平和という憲法九条の願いを守り、今の平和な日本をつくってきたのは国民です。憲法九条をいとも簡単に変えることは許されません。この請願がひとつのきっかけになり、今後も運動が広がっていくことを願っています」と述べました。

 山本俊正日本キリスト教協議会総幹事は、「来週は復活祭です。復活祭というのは死をも超えた希望という意味です。法案の廃案へ最後まであきらめません」と訴えました。

 集いには、日本共産党の笠井亮衆院議員が駆けつけ、「憲法九条を変えるための手続き法案が重要な局面にきています。みなさんの九条守れの声が国会にも届き、改憲派のスケジュールを狂わせてきています。力を合わせ、この法案を廃案にし、九条を守るために頑張っていきましょう」とあいさつをしました。

 宮城泰年本山修験宗宗務総長が笠井議員に署名を手渡しました。

 集いは、改憲手続き法案の廃案を求める緊急アピールを採択しました。同アピールは五日、全国会議員に届けられます。



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