2007年3月27日(火)「しんぶん赤旗」

国会へ行こう600人行動

“改憲手続き法案とめたい”


 安倍内閣が狙う改憲手続き法案の成立を阻止しようと、幅広い市民団体と個人が呼びかけた「ストップ!改憲手続き法 国会へ行こうアクション」が二十六日おこなわれ、国会前に集まった約六百人がヒューマンチェーン(人間の鎖)とリレートークで廃案を求めてたたかう決意を示しました。参加者はペンライトやキャンドルを掲げ、労働組合や市民団体の代表が次々と発言しました。

 VAWW―NETジャパン共同代表の西野瑠美子さんは「従軍慰安婦」問題での安倍首相の発言を批判し、「二度と戦争を起こさず、世界のどこでも戦争が起こらないようにするために改憲手続き法案に反対します」と訴えました。

 日本自治体労働組合総連合(自治労連)の田中章史副委員長は高知県で六つの地方議会が同法案に対し反対や慎重審議を求める意見書を可決したことを紹介。職場での学習や宣伝などの取り組みを全国ですすめていることを語りました。

 青年からは、各地で高校生や大学生が平和や憲法九条について語りあい、行動を始めていることが紹介されました。

 日本共産党の笠井亮衆院議員は、中央公聴会では与党側の公述人からも法案への疑問が出されるなど「このまま決めていいという人はだれもいなかった」と指摘。与党が衆院通過を強行しようとしていることを批判し、「みなさんとともに法案の狙い、問題点を国民の間に知らせ、強行を許さないために頑張ります」と語りました。



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